引き裂かれた!「フレキシブルトーチお疲れさま」
こんにちは。
秋めいて涼しくなってきました。
朝晩は、寒いくらいで日中は暑く感じることもあり上着1枚を調整するなど体調管理に気を付けましょう。
さて、添付写真は精密アルゴン溶接で使用しているフレキシブルトーチです。
機械を新設した当時は(平成20年頃)は、備え付けられていたトーチを使っていました。
精密アルゴン溶接では、トーチの取扱が溶接の良し悪しを決める大きな要素となります。
フレキシブルとは、その呼び名の通り一部分が自由にグニャグニャと動かすことのできるトーチで、備え付けのトーチはその部分が固定されているトーチです。
固定されているトーチで充分にできる仕事内容もあります。
当社で主に行っている金型補修となりますと、同じような形状の品物はほぼありません。
一つ一つ違った形状に適したトーチは、やはり自由に曲げて動かすことのできるタイプを使用することが生産性UPするには不可欠です。
そこで、フレキシブルトーチを10年以上活用しています。
その日もいつものように、精密アルゴン溶接を行うようにクイッと曲がる部分に力を加えると・・・
これまでに体験したことの無いような、変な感覚が手に伝わってきました。
中身を見てみると、ポッキリと気持ちの良いくらい見事に引き裂かれていました!
いわゆる金属疲労という現象でしょう。
引き裂かれた瞬間は驚きましたが、これまでに何度も何度も使用しているのでそうなることも考えられますね。
幸いなことに、その時取り扱っていた金型は品質に問題なく納品しています。
「フレキシブルトーチ、お疲れさま。」
そうつぶやいて、また新しいフレキシブルトーチを使用しています。
今日の若き溶接職人
コミュニケーションってそもそもなんだろう!?
最近、考えさせられます。
子育ては子供成長のため、親の成長にも繋がると感じることが多くあります。
そこで、親が試されているかもしれません。
試練の時は、まだまだ続きそうだと感じる今日この頃です。