銅合金にレーザー溶接!
プラスチック金型の入れ子の材料「銅合金」をレーザー溶接した一例です。
銅と言えば、赤っぽい色や、比重が大きく重たいイメージなどがあるのではないでしょうか。
しかし、何と言っても溶接に関して重要なポイントは”熱伝導率が高い”ことです。熱が伝わりやすい特徴があります。
温度にもよりますが、 鉄(Fe)<アルミ(Cl)<銅(Cu) となっています。
合金とは言え、銅が含まれておりその特徴もしっかり備わっております。
今回は、高出力に対応するALM300(300W)レーザー溶接機で円滑に肉盛できています!
ここで一つ、銅合金の話題「太陽の塔」の溶接アートについて1年以上前に載せたブログです。
http://yoshimurayousetsu.jp/blog/2018/02/22/post-4517/
良かったら、ご覧下さい。
添付写真は、銅合金のレーザー肉盛溶接している拡大写真です。
もし、アルゴン(TIG)溶接で行うと仮定すると、手では触れないくらいに高温になり肉盛は必要のないところにまで垂れ込みむようなことが考えられます。
必要ない部分の肉盛量が多すぎ・・・結果、溶接後の仕上げ加工(お客様)が時間を要するこに繋がります。
また、レーザー溶接では行わなかった、加熱作業も加わりますのでコストも増えます。
つまり・・・銅合金にはレーザー溶接がピッタリ!
溶接対象物の形状や、大きさ、肉盛量ど何なりとお申し付け下さい。
今日のレーザー溶接職人
お客様に”夜のコーヒー”をいただいちゃいました。
「夜のコーヒーやで!昼間はあかんで、夜飲みや。」
との助言をいただき、素直に実行。
予想以上に、スッキリ爽やかで、しばらくするとガツンと来ます。
ネーミングがnice!ですね。