レーザー肉盛溶接で銅合金と格闘中…

レーザー肉盛溶接で銅合金と格闘中…
「銅合金の金型を溶接できますか?」
そんな案件が、続きました。
添付写真は、顕微鏡10倍のレーザー溶接機ALM300(300W)で溶接しているところです。
右下辺りに見えている棒のようなものが、直径0.3mmの溶接ワイヤーで、少しずつ送り込み盛り上げるようにして肉盛溶接していきます。
海外で金型を製作して、その後に補修を行うためにレーザー溶接することが多くありますが、今回もそのような案件で、その材質は日本製と同等ということでした。
銅合金と言いましても、様々な種類やメーカーもあるので・・・
正直、やってみないと分りません。と、お応えすることもあります。
いざ、溶接可能と判断し、レーザー溶接開始。
しかし、基本は銅合金なので普段取り扱うことの多い鉄系の材料と比較すると、熱伝導率が高く温度をより高く設定する必要があり、手元や目で見て溶ける感覚としても非常にスローペースにしか進めないです。
また。手で持てるようなサイズであれば全体が温まる時間も短いのですが、クレーンを使って取り扱うような金型の溶接でしたのでそうもいきませんでしたが・・・
コツコツとレーザー溶接して完了、無事に納品させていただきました。
そして、次の案件はプラスチック製品外の部分でしたので、余熱をしっかりしてからアルゴン肉盛溶接を行ない納めることができました。ベテラン職人の経験もこういった時には、特に貢献しています。
今日のレーザー溶接職人
溶接の世界へ飛び込み14年目、腰や手に少しずつ異変が出てきています。
信頼できる整骨院に通うことを基本にしていますが、毎日とはいかないので日頃からできることを続けています。
理想は、朝と昼過ぎ夕刻の1日3回のフレッシュタイム!

ラジオ体操でリフレッシュ!
皆様ご存知、子供でも知っているラジオ体操です。
TVやPC見つつ体操で気分転換しています。
最近はネットの動画も配信されていますので、時間を選ばず便利ですね。
今朝も6時過ぎのテレビ体操でリフレッシュしてから出勤しています。