回転冶具で、プラスチック金型部品をレーザー肉盛溶接

回転冶具でプラスチック金型部品をレーザー肉盛溶接
プラスチック金型の部品の補修のためのレーザー溶接を行いました。”バリ”と呼ばれるプラスチック製品の不良を補修するためのレーザー肉盛補修の依頼です。
今回は0.05mmの隙間を補いたいとのことでしたので、レーザー肉盛溶接の高さは、仕上げ寸法0.1mmを目指しました。
添付写真は、丸い形状の一部品です。その丸い形状(Φ約20mm)を一周グルリと周るようにレーザー溶接していきます。
8個ありました・・・
もし、1個であれば、小型のバイスで固定して緩めて、固定して緩めてを繰り返していきレーザー肉盛溶接を、約60mm一周回って完成です。
8個ですので8倍・・・約480mmです。
しかも、バイスで少しずつ固定しては緩めることを繰り返します。数えてはないのですが、1個につき十数回は手数をかけなければなりません。
8個ですので、バイスだけで100回以上の手数が必要になるかもしれません。
と、ここまで長かったですが、こんな時こそ回転治具の出番です!
バイスと同じように脱着の必要はありますが、一度固定してしまえばあとはくるくる回せばスムーズにレーザー肉盛溶接が進みます。
その差は、Φ20mmですと2分の1くらいの加工時間の短縮ではないでしょうか。8個あるのでその8倍は短縮されると思われます。今後、サンプルで計測して比較することを検討します。
今日の若き溶接職人

懐かしいキャプテン翼
キャプテン翼(アニメ)は、1983年から代一作が放送されています。
私は5歳の時なので、まさに”キャプテン翼の世代”です!
最近アニメが放映され、小2も小4の子供も熱心に見ています。先日は日向小次郎君の豪快なシュートに目が釘付けになっています。
そして、2画面でロシアワールドカップを私も見て親子でサッカーの魅力にどっぷり浸かっています。