レーザー溶接〜変幻自在のボールマグネットを多用~
レーザー溶接を行う時に使う道具で、使用頻度の高いものにボールマグネットチャックがあります。
勿論、レーザー溶接機そのもの以外ということになります。
磁力を活用して脱着可能な治具で、何より位置や角度を自由に調整して固定できるのでレーザー溶接に最適な道具です。
2006年に初めて購入したレーザー溶接機のセットに用意されていた当時のボールマグネットチャックは、基本的な使用方法や構造は現在と同様でした。
現在と違うところは、材質が樹脂製というところです。
現在はアルミ製です。
レーザー溶接は、ワーク自体にほとんど負荷がかからないことや、アースが必要ないこともボールマグネットチャックとの相性の良さに繋がっています。
TIG溶接(アルゴン溶接)は、アースが必要なので使用することありません。
今回の案件も、ボールマグネットチャックはの活用によって微妙な調整を繰り返して溶接加工を行いました。
もし、使用していないとすると・・・
R形状の部分があり、反射に対して特に注意が必要でしたので、レーザー溶接機の旋回レンズなどの調整で行うことになりノズルの調整が繰り返し必要になります。
およそ2〜3倍の時間を要すると思います。
道具一つで大きく成果が変わる一つの例で、ボールマグネットチャックはとても重宝していると改めて感じます。
今日の若き溶接職人
久々に、何度も絵を描く機会があり右腕に心地よい疲労感を覚えています。
たまに、絵を描くと気持ちが落ち着いて面白いです。
さらに、反応してくれる人がいてくれるとより嬉しいですね。