レーザー肉盛溶接(ゲート部分を補修)
こんにちは、久々の六ヶ所です。
ここ最近は、”六ヶ所の嫁”が連続して投稿していました。
読んでいただいた方々には、コメントまでいただいて感謝しております。

レーザー肉盛溶接(プラスチック金型の補修)
少し間が開きましたが、僕もブログ続けます。
さて、レーザー肉盛溶接の話題です。
その中でもよくある例で、ゲート部分を補修している写真を添付しています。
金型のキャビピン2個あり、左側がレーザー肉盛溶接後。
右側がレーザー肉盛溶接前・・・
赤い色矢印の先が、レーザー肉盛溶接しているところです。
ゲートと呼ばれる穴の角を、グルリとレーザー溶接する依頼内容です。
そのポイントは・・・
ゲート穴をΦ0.1mm小さくすること!
穴は埋めないこと!
穴の面から奥方向へ0.5mmは肉盛の巾が必要!
トンネルゲート(サブマリンゲート)となので、鋭角部分に注意することが必要です。
まずは、通常よりも弱い溶接条件でレーザー照射・・・
腐食の具合は、思ったよりも溶接に影響はなさそうだと分かります。
あとは、奥の方から・・・0.5mmの巾は確保しないといけないのでそこを狙います。
今回は、0.1mm溶接ワイヤーを使用しました。
ワイヤーが母材(金型キャビピン)へ溶け込むので、数回はグルリ回して肉盛溶接し続けます。
角度調整には何度か手直しが必要でしたが、何とか納品することができました。
こういった仕事内容は、体をじっと動かさないために息をすることにも敏感になります。
また、手先に集中が必要だとあらためて感じます。
今日のレーザー溶接職人
本当にマスクが売っていないですね。
数十枚は、常に在庫を持っていましたが半分を切ってきました。
布製の手作りマスクも視野に入れないといけませんかね?!