プラスチック金型をレーザー溶接で補修する前と後

レーザー溶接で金型補修する前
プラスチック製品用の金型を補修するレーザー肉盛の紹介です。
この様な例は、これまでも多く取り上げています。・・・今回も懲りずに書きます、もしかしたら新たな”プチ発見”があるかもしれませんよ?!
幅は3mmくらいというのは、添付写真でも伝わりやすいかと感じます。伝わり難いと思われは奥行、高さなんです。
なかなかピントを合わせ辛く、どこに合わせるかで大きく見え方が変わるので、数回から数十回は撮り直しています。(撮影技術が不足しているだけかもしれません。精進します!)
四角い山のような形状の横壁、その立壁を0.1mmの肉盛量が必要という依頼です。
ポイントしては、レーザー溶接が必要でないところを”キズ付けないこと”です。

レーザー溶接で金型補修した後
これには、マスキング(覆い隠す)の手段もあるのですが、ここでは”レーザー肉盛の条件出しを慎重にすること”で乗り切りました。
レーザー照射角度の選定からはじめ、次に溶接条件の選定、さらに一番奥から中盤にかけてレーザー肉盛していき様子を見つつ再度、角度の調整をやり直すことからもう一度繰り返す。
手間のように感じるかもしれませんが、そのような手間をかけないと、大切なところに”キズ付けて”しまい最悪は、取り返しのつかない事になります。
これは本当の事で、これまでの経験上怠ると仕事をしながら損をします。
そのようなことは、是が非でも避けなければなりません。ですので、先に手間をかけます!!
地味に・・・地道にこのよう手間をかけて一盛一盛積み上げてレーザー肉盛溶接しています。
あまり、プチ発見はなかったかもしれませんが、報告でした。
今日のレーザー溶接職人
寒い寒い日が続いています。
マスクに、帽子、ネックウォーマーが手放せず・・・
溶接現場の、工場での姿パット見て誰だか分からないかもしれませんが・・・仕事はキッチリ行いますのでよろしくお願いいたします。