”0.2mmの間隔”刻印文字をレーザー肉盛溶接!

刻印文字をレーザー肉盛溶接することは、金型を溶接する依頼の中でも最も多くある案件の一つです。

プラスチック製品は、家庭用品品質表示法で製品情報の材質やメーカーのマークなどを表示するように決められているものがあります。

身近にあるプラスチック製品、かごやペットボトルやバケツなどにも表示されているのではないでしょうか。

その表示を変更するために、金型に刻印されている文字を一部だけレーザー肉盛溶接する内容の依頼です。

知ってる知ってる・・・という方々にも少しはタメになる情報の提供を心がけます!今回は、レーザー溶接する刻印の文字と文字の間隔の話しです。

東大阪,レーザー溶接,金型補修溶接

刻印文字をレーザー肉盛溶接する前

1つの文字のおよその大きさは縦×横が、1mm×1mmあり、深さが、0.1mm~0.2mmありました。

隣の文字との間隔は、0.2mmあるかないかでした。

刻印文字の溶接に限らず、特に金型補修のための溶接において、溶接が必要な場所と必要でない場所との境界や間隔は、非常に重要なポイントです!

その次に、文字の深さもポイントとなります。当然、文字を埋めるようにレーザー肉盛するのですから、深ければ深いほど肉盛量は増えて溶接が必要ではない場所への熱影響が大きくなり・・・

必要のない隣の文字まで、溶かしてしまう懸念が大きくなります。

今回の隣の文字との間隔は約0.2mmでしたので、肉眼で行うアルゴン肉盛溶接では、おそらく隣の文字を溶かす確率が高いです。

顕微鏡を覗いて(16倍)行うレーザー肉盛溶接は、”0.2mmの間隔”を意識して行えば然程の問題なく溶接できます。

東大阪,レーザー溶接,金型補修溶接

刻印文字をレーザー肉盛溶接した後

今回は、スッキリと上手くレーザー溶接できています。

今日の若き溶接職人

7月に入り、やはり暑い日が続いていますねー

皆様、体調はいかがでしょうか?!

私は、何とか大崩れはせずに過ごしています。最近は、サッカーのロシアワールドカップの観戦が楽しくて仕方がないです!家族との不評和音が生じそうでも、テレビの前で大声出しています。

日本代表のベスト8が目の前から転げ落ちました・・・

しかし、本当にサッカーは面白いです。まだ終わっていませんがこのワールドカップで改めて感じます。

懲りずに続けているのはフットサルですが、同じボールを蹴るスポーツとして、今後も見ることとプレーすることを、安全に家族ともプレーヤーとも仲良く続けるよう努めます。

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