約500mmの傾斜ピンをレーザー肉盛溶接

傾斜ピンをレーザー溶接しています。
プラスチックの金型の補修のためにレーザー肉盛溶接の依頼がありました。
金型の傾斜ピンに刻印されたマークを埋めるようにレーザー肉盛溶接する内容が2個と、コア側にも同じようなん刻印されたマークがありそれを埋めるように肉盛溶接する内容が2個あった紹介をします。
傾斜ピンは、パッと見て黒っぽい色をしていて焼き入れ等の表面処理をしているとすぐに分かるものでしたので、レーザー溶接で慎重に溶接しないと不良が発生するリスクが高いと打ち合わせで伝えたところ、それに応えていただきました。
コア側の方は、傾斜ピンに比べれば重量もあり焼き入れ等もしていないということでしたので、精密アルゴン(精密TIG)で肉盛溶接で迷うことなく行いました。
その傾斜ピンが約500mmと長いのが今回の特徴でした。
傾斜ピンの先端部分にレーザー溶接しなければならず、高さ方向の位置調整を上手くしなければなりません。
作業者は、通常の椅子に座る姿勢で行うならば作業台を約500mmは、下げる必要があります。作業者が立ち姿勢でOKならば、作業台はほぼそのままの高さで溶接可能となります。
今回も・・・写真で伝わりにくいかもしれませんが(今思えば、横から少し離れてのショットがベストだったかと思います。)作業台を下げてレーザー溶接しました。
昇降できる作業台を活用できると、迅速に対応ができ非常に円滑に作業が進む実感を得ています。
今日の若き溶接職人
ピョンチャンオリンピックでついに金メダル獲得しました!
フィギアスケート男子で羽生選手が金メダルを取り連覇、宇野選手は銀メダルを取りました。
私はほとんど冬のスポーツに馴染みがないのですが、メダルの知らせを知ると本当にワクワクして興奮します。素晴らしいですね!
羽生選手の強さが光りました。宇野選手の試合後のインタビューが面白く頼もしかったです。
フリーの演技の最初のジャンプで失敗した時の心境について質問があって、彼は「はい、自分ははじめのジャンプの失敗でもう金メダルはないと分かって、笑いがこみあげてきました。後はっかり演じきることに専念しました。」
と言っていました。状況での冷静な判断、そして見事に演じ切る。将来、金メダルを取れるstepにして欲しいものです。