レーザー溶接を行うか精密TIG溶接で行うかの瀬戸際
深さ約40mm、直径約25mmの狭くて深い部分を補修肉盛溶接を行いました。
精密TIG溶接でノズルを通常より長いロングノズルに取り換えて、ギリギリ間に合わせることができました。…結果の話ですが、それを行うまでに試行錯誤となる内容となりました。
肉盛溶接量が1mm以上あり、距離は約30mm…
レーザー溶接では、通常の肉盛量が平均で0.1mmなので1mm以上必要な場合は、単純に10回繰り返すことになります。となると、次は精密TIG溶接で行うことを検討します。
何より、狭くて深いこのような場合は溶接ワイヤーを適切なポイントに持っていくことに時間を要しすぎると判断し精密TIG溶接で行うことを提案しました。
勿論、お客様の希望でどうしてもレーザー溶接でないとダメ、というのであれば納期を長くいただくことと、ご予算もあらかじめ概算でも伝えことが多くはなりますが、不可能ではありません。
また、ひずみや変形が懸念される形状で、もどうしてもレーザー溶接しかできない場合もあります。
今回のような内容が際どいところで、実際に顕微鏡で合わせてみないと分からい事がありますがレーザー溶接を行うか精密TIG溶接で行うかの瀬戸際となります。
今日の若き溶接職人
田舎の宮崎より、百瑠璃が届きました。
焼酎は、やはり子供のころより親をはじめ大人の人が楽しく飲むお酒として馴染みがあります。
自分が親になり大人になり、美味しく楽しくありがたくいただきます。