金型φ20mm丸物内側部分を片側0.2mmレーザー肉盛
金型の改造のためにレーザー溶接を進めています。
今回の注文は、丸物と呼ばれる丸い形状部分を肉盛します。
円の直径はΦ20mmで、その内側部分を片側で0.2mmグルリと肉盛します。
上から下に向かってよ溶接するのか?
下から横へ向かって溶接するのか?
その方法は、無限大。
その方法こそが、私たちの仕事の肝心なところとなります。
お客様の求める、レーザー肉盛条件に向かってどのように進めるのか?
溶接加工前にできる限り短時間でできる限り的確に判断します。
今回は、丸い形状を溶接するので、どうにかして”回転させること”が生産性向上にためには欠かせないです。
そこで、回転治具を活用しようと思ったのですが・・・
別件で、同時進行している案件に使用中となっていました。
ます納期を考慮して、治具使用を優先し使用すると考えます。
ただ、段取り替えには大幅な時間を要します。
治具の取り外しと取り付けに加えて、作業者が複数名の時にはその打ち合わせも必要です。
生産性が向上するのか?
判断と実行を行います。
結果としては、現在使用中の案件に納期に余裕が少しありましたので治具の取り替え行いました。
その前に、同じ治具はなかったのですが同じような治具を活用してできないだろうか?
回転できように工夫したバイスも試しましたが、直ぐに諦めることにしました。
レーザー溶接の精度に対応することができないと判断したからです。
もう一台、回転治具を購入することも検討しなくてはならないかもしれません。
今回は、上手く機能することはできませんでしたが試行錯誤すること、少しでも改善することを試みることを日々続けています。
今日の若き溶接職人
桜の季節がまだ続いています。
朝の散歩で、桜を見ると本当に癒されます。
川を泳いでいる鯉たちも喜んでそうです。