溶接姿勢の差~リブを精密アルゴン肉盛溶接~
こんにちは、今回は精密アルゴン肉盛前の10倍拡大写真を添付しています。
プラスチック金型の改造のために、リブと言われる凹み形状の部分を廃止する目的で肉盛溶接をしています。
凹み部分が連なった溝の幅×溝の深さが、5mm以下×10mm以下となります。
溝の底からしっかりと肉盛溶接することついては・・・
「可能か不可能か。」と問われれば「可能です。」とお答えします。
今回の部分に関しては、仕上がり形状が真っ直ぐな平面であればOK!でした。
そこで、凹み形状の中身部分へ”数mm”肉盛を押し込むように埋めていきます。
肉盛途中の段階となります。
角部なので、立ち壁の下の方から積み上げるように肉盛しています。
肉盛後に仕上げた結果、綺麗な面が出来上がれば良いのでどこからどのように肉盛するのかは自由です!
そこに、面白味があるのかもしれません。
基本的には、アルゴン溶接でも入社時に教わった溶接方法の言い方「カチアゲ」を行っています。
「立向上進溶接」とも呼ばれています。
同じような溶接目的で、直線部の肉盛溶接前を添付しています。
角部の方が立体的に見えて、形状が伝わり易いように感じますが参考にしていただけると幸いです。
こちらが、直線部をアルゴン肉盛溶接した後の写真となります。
やはり、直線部分は下向き姿勢で溶接でできるので肉盛がスムーズに溝のかなに入り込みます。
溶接姿勢による違いが、当然のように加工時価に影響します。
同じ肉盛量で比較すると、立向き姿勢であれは1.5倍~2倍以上要することがあります。
また、レーザー溶接で行う場合はさらにその差は大きくなります。
今日の若き溶接職人
腕立て腹筋は、毎日続けて半年ほど。
腰が痛くなったので、腹筋から背筋や腕の裏側を意識して筋力の衰えを少しでも和らげようとしています。
先日ショックを受けました・・・
ふと見たテレビ番組「ためしてガッテン!」
それからは、朝は牛乳1杯を飲むようにしています。
”朝たん”がキーワード!
https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20211117/index.html
番組ウェブページを参考にしていただけると幸いです。