レーザー溶接&精密アルゴン溶接⇒肉盛溶接補修

プラスチック金型スライド部品を精密溶接補修
プラスチック金型スライド部品を補修する一例の外観写真を添付しています。
製品部の断面がV字型のような溝を埋める内容で、レーザー溶接と精密アルゴン(TIG)溶接とで精密溶接しています。
打ち合わせ段階で、”溝”がポイントになる!
と、一目見て感じました。
そのポイントを逃せば溶接不良の原因になるからです。
溶接する前に、V字型のような溝の一部分をリュータ等で削り
→精密アルゴン溶接するか?!
または、レーザー溶接を行い
→精密アルゴン溶接するか?!
2パターンの方法が頭に浮かび、ました。次に、リュータで削る方がリスクが大きいと判断して、レーザー溶接&精密アルゴン溶接をすると決めました。
リスクとは、削る必要がある部分以外まで削ってしまうことと、、削る部分が40ヶ所以上あり、リュータを使用する時間がながく機械性能をオーバーして作業がストップするかもしれないことです。
もう一人のレーザー溶接職人、吉村の理解も得て、あとは役割分担していざ実行!!
他の仕事の兼ね合いと、作業工程を考慮して、今回は2人レーザー溶接からスタートしました。後は、どのタイミングで精密アルゴン溶接に移行するか?!がポイントなのですが・・・そこは、私の判断の為所。
その後、精密アルゴン溶接まで上手く”肉盛溶接の流れ”に乗って、作業終了し納品できました。
話しが長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回も、2人で作業を進めることで、1+1が、3以上になる!!goodな感覚を得ました。
今日の若き溶接職人
”今日の若き溶接職人”このフレーズは、厳しくなってきたかもしれません・・・
私事ではありますが、先日40歳の大台に乗りました。
”今日のレーザー溶接職人”
くらいにしましょうか?!今後検討しなければならない時期が来たように感じます。