レーザー溶接と精密TIG溶接どちらが先か?!

レーザー溶接と精密TIG溶接の合わせ技
レーザー溶接と精密TIG溶接のどちらを先に行うか?!
答えは、その形状にる要因が大きく、他にも焼き入れなどの表面処理の影響も受けますので・・・
一言でお伝えするのは、難しいのが現状です。
その判断には、実物を見るのが一番速いです。写真を添付していただきメールで確認もできますし、電話である程度であれば相談も可能ではあります。
添付写真にある今回の溶接内容は、丸い形状の小口より下方向に巾3mm程度ぐるりと一周必要でした。先に精密TIG溶接う方がベストと判断しました。
小口の直径が30mm以上あり、精密TIG溶接のトーチを斜めに傾け針の先のように尖ったタングステン電極の先端がなんとか届く内容でした。
もし、レーザー溶接のみで巾3mmを肉盛溶接すると3倍~5倍以上は時間を要し、コストがどうしても高くなってしまいます。
プラスチック製品の重要な部分やレーザー溶接でないとどうしても変形や歪の不良の発生が懸念される場合もあります。
今回は製品外の部分であり、内側に入る部品の支えの意味合いで必要な溶接箇所でした。
もう一つのポイントは、小口の周囲に1mm以下の突起形状が数ヶ所あり、そこを注意して溶接することが必要でした。その部分は、コツコツとレーザー溶接を行いました。
別件の話しとなりますが、先日は金型の補修でレーザー溶接が可能かどうかの相談に来ていただいたのですが過去に溶接をしている部分でした。
真鍮のようにも見えるし、銅系統のようにも見えたので、実際に製品以外の部分を少しだけレーザー溶接をして様子を見せていただく提案をしました。
結果は、真鍮の可能性が大であることを伝えました。
このように、実際にやってみないと分からないこともあるのでご理解とご協力をよろしくお願いします。
今日の若き溶接職人

末娘が切って下ごしらえした野菜とソーセージ
小学一年生の頃、自分は包丁を持ち野菜を切ったことがあったのか・・・親に聞いてみなくては分かりませんが、多分ないように思います。
末娘は、母親も姉も帰りが遅くなると伝えると料理を手伝ってくれました。息子は、セッティングの係り2人とも頼もしくなり助かりました。
その後、家族で日常茶飯事の言い争いになりましたが・・・大人も子供も対話が一番と肝に銘じる今日この頃です。