材質HPM38をレーザー溶接と精密TIG溶接とで肉盛

お盆を過ぎても、暑さは和らぐどころか…19日の大阪市は全国最高気温37度1分を観測したそうです。
工場は、屋外のお仕事に比べれば、まだ恵まれた仕事環境です。ありがたいと自分に言い聞かせ張り切って働いています。

写真は、材質HPM38の金型ランナー部分の肉盛溶接の仕事です。

NAK系統や、PX系統の材質に比べ熱影響を受けやすい材質なので溶接にとっては扱いに注意が必要です。

繊維強化プラスチック製品は堅いので、その特性に合ったHPM38は使用されているパターンが多くあります。

材質HPM38をレーザー溶接と精密TIG溶接とで肉盛

材質HPM38をレーザー溶接と精密TIG溶接とで肉盛

 

溶接するヶ所は、ランナー部分(Φ8mm)に近く変形や歪が懸念されるのではないかと、お客様と最初に打ち合わせさせていただきました。

そこで、製品部分に近いところはΦ0.3mmの溶接ワイヤーを使いレーザー溶接を行い、少し離れたところはΦ0.5mmを使い精密TIG溶接を行う肉盛量の調整がポイントとなりました。

まだお客様に納品する前で、切削加工仕上げ前の段階ですが上手くいった手ごたえ充分です!

今日の若き溶接職人

お盆明けも、お蔭様でバタバタ汗を流し働かせていただいています。しかし、この暑さは熱帯性気候にでもなったのではないか?!と思うくらいです。

本当に熱帯になってしまったのでしょうか、そうであればサマータイムの導入も当社も考慮しなければ仕事の効率も上がりません。

かりゆしウェアか、アロハシャツとはいうわけにはいきませんが、今のところは、溶接を数時間したら数十分は氷で肩を冷やすなどして乗り切っています!!

 

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