銅の角棒で余分な溶接熱を逃がす
安原さんのブログ講義の成果を出さなくてはならないので、勿論テーマは溶接技術について、今回は溶接の悩みどころの話です。
その一つに、歪や変形があります。溶接時の余分な熱影響が主な原因です。その解決策の一つとして、銅を使用します。
大切に活かしたい金属の部分に銅を沿わせることで、余分な熱を銅に吸収してもらうことを考慮し溶接を行います。
当社では、大きく分けてレーザー溶接とTIG溶接とガス溶接があり、それぞれの溶接方法によって特性がありますが、熱影響がきわめて少ないのはレーザー溶接です。
添付写真の銅の角棒は、精密TIG溶接で使用することが多く、TIG溶接でも活躍します。
銅を使用する理由は、何より熱伝導率が高いからです。
調べて見ましたところ、もっとも熱伝導率の高い金属ランキング堂々の2位にランクインしています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E7%8E%87
1位 銀 2位 銅 3位 金
価格についは…ご想像が容易いと思います。
まっすぐだけではなく、Rの形状にはそのRに沿うような形状の銅が必要になってきますし、歪だけではなく溶接ヒケ防止にも使用します。
今後も日々、良い仕事をするには一日一日の積み重ねが大切と改めて感じます。
今日の若き溶接職人
子供のため、仲間のため、自分のために?!フットサルをはじめて1月あまりが経ちました。
サッカーを見るのは大好き、溶接は基本は手仕事、足を使うフットサルならいいのではないか?!とはじめたものの週に1回のペースで、恥をかきに行っているようなものでなかなか上達しません。
一緒に誘ってくれた仲間との合言葉は、怪我をしない!まずは3ヶ月やる!その後は・・・数年?!
…なので、いらないとは思いますが、また近況を報告します。