「チタンの艶と、その奥にある『クセ』。暗峠越えの職人魂。」
こんにちは。
今回は久々に、アルゴン溶接(TIG溶接)のお話です。
「とにかく頑丈に溶接してほしい」 そんなご要望をいただき、チタン製の箱の溶接を承りました。

チタンのアルゴン溶接(TIG溶接)
板と板、そして板と棒。
強度を最大限に引き出すため、角度や向きを細かく変えながら慎重に火を当てていきます。
担当したベテラン職人が、作業中にぽつりと呟きました。
「チタンはやっぱり綺麗な艶がある。……それになかなかのクセもあるな」
一目見ればわかる表面の美しさと、実際に火を当てた者にしかわからない独特の「クセ」。
その僅かな違いに”気付くこと”こそが、ものづくりの根源ではないでしょうか。 違いを知り、一歩目を正しく踏み出すことが、お客様の求める「良いゴール」へと繋がります。
お客様にとっての最善を形にできるよう、私たちは日々、素材の声に耳を傾けて参ります。
今日のオジサン溶接職人
先日、大先輩と二人で大阪から奈良へ、あの「暗峠(くらがりとうげ)」を歩いてきました。
山の天気は変わりやすいと防寒対策を万全にしていったのですが、いざ登り始めると……頂上に着く頃には上着を2枚脱いでも汗が止まらず、下着まで着替えるほどの大運動に。
「今日は1日で30,000歩!」と意気込んでスタートしたものの、結果は29,109歩。
あと一歩(いや、あと891歩)届かず、目標は次回へ持ち越しとなりました。
次回は、もう少し朝早くスタートできるようにします。

