スクリューの動力軸部分をレーザー溶接肉盛補修
ステンレス部品をレーザー溶接する依頼をいただました。
スクリューの動力軸部分で消耗しているところを、直径で0.2mm以上レーザー肉盛する内容です。
片側の肉盛高さは0.1mm以上が目標。
そこで、使用する溶接ワイヤーは、Φ0.3mmに選定しました。
Φ0.2mmでも充分に対応可能ですが、肉盛高さが0.1mm以上必要でしたのでΦ0.2mmの溶接ワイヤーを溶かすと高さは0.1mmギリギリなので余裕をみてΦ0.3mmを選びました。
また、Φ0.3mmの方が溶接加工時間が50%減?!と、予想されるほど削減されます。
何より、お客様には「表面状態の精度は、然程問いません。」とおっしゃっていただきていました。
勿論、歪みや変形といったことが発生しない程度という条件をクリアした上でのことです。
レーザー溶接であれば、その懸念材料は問題なくクリアできます。

レーザー溶接作業中
アルゴン溶接、TIG溶接では溶接焼けなどで変色が発生することが多いです。
その焼け取りや洗浄の必要に迫られることもあります。
今回のようなレーザー溶接案件では、その必要はありません。
今回のお客様は、ご新規様でしたが納品時に品物を見ていただき大変喜んでいただきました。
その瞬間が何よりの喜びを感じ、今日一日の元気の源となります。
しっかりと打ち合わせや、納期などの確認作業を行っていただいたお客様の対応を経ての結果なので、誠に感謝しております。
引き続きよろしくお願い致します。