ステン鋳物をレーザー溶接補修
こんにちは。
暑さが体に応える時期となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょう?!
私は、マスクしつつ塩小梅タブレットを摂取して乗り切っています。
そんな中、ステンレスの鋳造製品を補修する溶接の話題です。
溶接方法は、レーザー溶接。
溶接前の工程がポイントとなりました。
対象物は、両手で持ち運びができる程度の大きさと重量です。
添付写真で使用している、レーザー溶接機ALM300がレーザー溶接機の顕微鏡部分が操作し易いので活躍できるパターンです。
バンバンレーザー照射をして、仕事を進めたい!と、その前に・・・
この案件は、鋳造で流しきれずに仕上がり形状が崩れてしまっている欠損部分”穴”を補修する内容です。
そう、レーザー肉盛で穴を埋めるということです。
指示する部分を埋めるのですが、経験から察するとなかなか埋まらないのです。
なぜか??
鋳造の段階で出来た空洞の”穴”には、不純物が多く付着していることがあるからです。
その不純物を避けて溶接後に、綺麗に仕上がるように肉盛する!
これがポイントになります。
埋まっているような溶接仕上がりに見えて→仕上げるとまた穴が開く。
このような溶接不良が発生してしまう前に手を打つ!
それが、金槌と、鏨(タガネ)です。
リュータを使うこともありますが、奥まった形状でしたので今回はこれらを使用しました。
多くの場合、1つの穴があるとすぐ側にもう一つの穴・・・といった具合に繋がっていることがあります。
そのことも頭にいてつつ叩いた後に、レーザー肉盛をしていきます。
何でも道具が重要ですね!そう考えると、機械も道具ですからね。
アイデアと使い方ひとつで、goodjob!に繋げることができまています。
そういった、”古い道具や技術と新しい機械との融合”これがものづくりの面白さ、楽しさと感じます。
今日の若き溶接職人
林檎に見えますでしょうか?
椎名林檎さんが好き過ぎて、リンゴを描きました。
そんなこととは、何の関係もなく・・・オンラインでデッサンについて受講した時の題材がたまたまリンゴだったのです。
はい、初めての美術系の習い事。
絵を描くのは好きですが、一人では受講するまでには至らなかったでしょう。
小4の娘とともに参加するということで、挑戦しました。
娘の絵は、オモシロイ!
親ばかで申し訳ないです。
が、面白いのです。
写真撮ってなかったな~
ただ、このオンライン受講で1つ覚えているエピソードは・・・
娘が、受講中にデッサンで描いているリンゴを食べたこと!!
先生も、笑って驚き楽しそうに「いいね!そういう発想が絵の表現にも出るよ。」
と、コメントをしていただいたことです。
私としては、もう少し違う形で絵を描き続けたいと思っています。