突き針の先端にレーザー肉盛してみました。
コレ、何かわかりますか?
シャープペンシルの後ろにある消しゴムに刺さっている細い針金です。突き針やニードル(針)というそうです。
レーザー肉盛溶接を何とか分かりやすくお伝えするには何が良いかと考えて、思い付きでレーザー肉盛してみました。
付き針の細さは、約0.3mmで、材質は…少し調べてみたものの分からず、磁性はあります。鉄系統で焼き入れ処理をしているのかどうか?といったところです。
レーザー肉盛溶接のワイヤー径は0.2mm、S50Cを使用、ミニバイスで挟み込み固定し向きや角度を変えつつ溶接していきました。
少し、先端部分にカケやキズが発生していると仮定し、レーザー肉盛溶接を0.1mmの依頼をいただいたとして肉盛溶接。
突き針の先端に、0.1mm仕上がり目指してレーザー肉盛溶接した後です。
拡大写真が16倍顕微鏡のピントに合わせきれていないですが、背景の人差し指の指紋と比べるとその大きさが分かるのではないでしょうか。
んんん…レーザー肉盛溶接、伝わったでしょうか?!
ちなみに、安全面などを考慮して突き針が使われないことが最近は多くなっているようです。
今日の若き溶接職人
デスクワークの方も多いかとは思いますが、私も普段座って仕事をしています。一日仕事をすると長時間その姿勢を維持しなくてはなりませんよね。
長時間の座った姿勢は体に大きな負担がかかると言われています。朝礼や会議なども立ち姿勢で、行う会社も多く効率アップに繋がっているとも聞きます。
作業者にとって気持ち良い環境が成果に繋がる、皆川先生の言葉もいつも頭にあるので、私も立ち姿勢で溶接!に繋げる思いで…
まずは、家庭で使用しているパソコン台を、立姿勢用にしてみました。
バッチリ!
数週間が経ちますが、私は気持ちよく使っています。
仕事場で使う時の、参考になりそうです。