押出成型の金型を肉盛溶接にて補修しています。
こんにちは。
今回は、押出成型の金型補修のお仕事についてご紹介します。

押出金型 肉盛溶接 補修
製品の形を左右する「金型」。中でも押出成型に使われる金型は、非常に高精度が求められます。
今回のご依頼は、「擦り減ってしまった部分を肉盛溶接で補修してほしい」という内容でした。
金型の素材や使用状況を確認しながら、最小限の熱影響で、かつしっかりとした肉盛ができるよう調整を重ねました。
押出成型において重要なのは、表面の滑らかさと形状の均一さ。溶接した後の研磨や寸法調整まで含めて、最後まで気を抜かず取り組みました。
補修後の仕上がりにもご満足いただき、「イメージ通りの溶接仕上がりでした。」とのお声をいただけて、何より嬉しかったです。
溶接作業は2人で進めました。梱包や発送の依頼、ご新規様でしたので特に事務関係まで合わせると4名で丁寧に行うことができました。
設備投資を最小限に抑えながら、モノを長く使っていく――。
そういったものづくりの考え方を、これからも大切にしていきたいです。
今日のオジサン溶接職人
最近のテーマは「姿勢改善」です。
溶接作業中、前かがみになることが多いので、首や肩に負担がかかりがち。
ジムのコーチにも相談して、肩甲骨の動きを意識したストレッチを始めました。
1日5分だけでも、姿勢が少し変わると呼吸が楽になり、集中力も上がる気がします。
ちなみに、愛用していたヨガマットはボロボロになってしまいました。使用方法が悪かったのか?経年劣化なのか?
モノも身体も、大切にメンテナンスしていきたいですね。
次回は、少し変わった素材の溶接に挑戦した話を予定しています。
ご覧いただき、ありがとうございました!