ハステロイC276~レーザー溶接~
こんにちは。
ハステロイC276のレーザー溶接案件を続けていただきました。
取り扱う材質としては、非常に頻度が低い方なのですが重なる時は、重なるものです。
別のお客様で、部品形状や肉盛量などレーザー溶接内容も違うものでした。
1件目は、リメイクする目的でレーザー溶接を行うもので打ち合わせ段階から、以前の溶接方法がTIG溶接を行っていると話し合いに出ていました。
そこで、レーザー溶接はTIG溶接に比べると精密で歪や変形がほぼ無いことや、一方で加工に時間を要するので溶接加工の価格が高くなることの説明をさせていただきお見積書の提出へと至りました。
TIG溶接だと、削ったり歪取りをしたり、といった溶接後の後の工程が必要になっていたようですが、レーザー溶接ではその手間が無く確実に使用できると喜んでいただきました。
2件目は、Φ2mmほどの穴埋めが6ヶ所ありました。
このような案件では、はじめにレーザー照射した時の様子をしっかりと顕微鏡視野で確認するとです。
その溶け具合で、溶けた時の流れた模様や、色味はどうなのか?
まずは、丁寧に確認して、次にレーザー肉盛を行います。
同じ電圧や周波数でも違った結果になることもしばしばあり、その形状にも大きく左右させれることがあります。
今回は、馴染みやすく肉盛できました。
お客様にも喜んでいただくことに繋がっております。
以前に、ハテロイについては溶接が多量なことも影響し、上手く打ち合わせから注文まで至らなかったこともあります。
一つ一つ丁寧に対応致しますので、何なりとお申し付けください。