レーザー溶接で金型補修~コアピンのアンダーカットを埋める~

こんにちは。

今回は、プラスチック製品用金型の補修のためにレーザー溶接を行っております。

添付写真の白い「↑」矢印の先に少し波打った凸形状溶接ビードが確認できますでしょうか。

レーザー肉盛溶接

レーザー肉盛溶接(コアピンのアンダーカットを埋める)

深さは、最大で0.1mmほどです。

全体の外観を見ますと、ストレート部分と斜め部分とが確認できるかと思います。

その境目に非常に近いストレート部分に、アンダーカットと呼ばれる凹み形状がありました。

 

そのアンダーカットをレーザー溶接で溶接ワイヤーを溶かし込み埋めていきます。

最大の目標は、埋めること。

その次に、高みを目指す目標が境目(パートライン)を越えないことです。

 

回転治具を活用すると決め、設定を進めます。

お客様には、「あまり無理をしないで、できる限りの範囲で良いです。」と打ち合わせ段階で伝えていただきました。

そういいていただくと、尚更”その期待に応える”と闘志が燃え上がってしまいます。

 

息をするのも忘れるほど、境界のギリギリまで集中力を維持して8ヶ所4本行うことができました。

お客様に喜んでもらえるように、「期待した以上だ」と思っていただけるよう邁進して参ります。

今日のオジサン溶接職人

1年も満たない間ではありましたが、山岳部だったことを思い出しました。

「大学山岳部の登山隊が快挙!ヒマラヤ未踏峰に初登頂の瞬間」

https://www.youtube.com/watch?v=j_oAF1PF4jY

(ANN NEWS様より引用)

 

ニュースを見ていると、ワクワクします。

まさに前人未到の快挙です。

しかも、若い学生の皆様が、他大学との連携でOB無しの現役生のみで成し遂げたことにも大きな意義があるということでした。

 

学生の皆様のコメントとが、また素晴らしい。

何より”誰も成し遂げたことがないことへの挑戦に意味がある。”

”ネットではなくリアルの世界を追求した”そのような趣旨をお話していました。

 

高山病との戦いなど、まさに命がけの挑戦です。

オジサンではありますが、挑戦あるのみです。

大きな刺激をいただきありがとうございました。

Follow me!

Facebook にシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
Pocket