リューター削り後
プラスチック製品のバリと呼ばれる不良を補修するために、レーザー溶接の依頼をいただきました。
プラスチック製品の際の部分から不要な形状が飛び出してバリが発生します。
今回は、溶接加工する前に必要な部分をリューターで削って不純物を取り除き、その後に溶接加工することにしました。
金型にのある凹み部分にプラスチックが入り込んでバリが発生しますので、その凹み部分を埋めることが目的となります。
赤い色のマーカーで記されている、中央にある筋のような線状に見える部分が凹み部分です。
合計、20ヶ所4個。
金型母材表面を綺麗な状態にすることは、溶接加工前段階で基本的な重要な要素です。
このような案件は、油や水分、またプラスチック成分が凹み部分に食い込むように入っていることが多いのです。
そこで、リューターの出番。
https://www.l-nihon.co.jp/sub126.html
(日本精密機械工作株式会社様のWebページより引用)
これが、コンパクトで使い勝手が良いので重宝しております。
10倍顕微鏡で確認を繰り返し、必要最小限に削り終えました。
リューターに取り付ける先端工具は様々な種類と形状があります。
何度が取り替え、適当と判断した先端工具で進めています。
ようやく、レーザー溶接を行えます。
いざ、レーザー溶接照射、溶接ワイヤーを注ぎ込みコツコツと肉盛していきます。
お陰様で無事にお客様に納品することができ、溶接仕上がりに喜んでいただいてております。
これまで使用していた、工具とは段違いに取り扱いやすいリューターの使用で改善できました。
今後も日々、改善を進めます。
今日の若き溶接職人
綺麗なものは、綺麗です。
桜の写真を、また載せてしまいます。
見ているだけで、心が洗われるようです。
自分で載せたこの写真を見ているだけでも、呼吸に落ち着きを感じ清々しいです。
もしかしたら、”汚れている”のでしょうか。
定かではありませんが、何度見ても心地よいのもは心地よいです。