必要な部分のみレーザー肉盛〜マスキングの効果〜
プラスチック金型の摺動する部分が”齧り(カジリ)”肉盛補修するご依頼があります。
部材の表面がザラザラしたようになり製品が不良となる不具合を、ツルッとした面に仕上げることで製品を”良”とすることを目的としています。
その時に必要な範囲のみを、必要な量のみレーザー肉盛溶接します。
その高さは、”0.1mm”。
2ヶ所1個の金型部品をレーザー溶接機にセッティング。
特に今回の案件は、2ヶ所のうちの1ヶ所の手前に山のような凸形状があり、溶接が必要な部分は狭く奥まったところにありました。
肉眼で確認するのが困難な場所で、顔を近づけすぎると金型部品と衝突してしまうような場所でした。
そのような時に重要になるのが、レーザー照射角度です。
しっかりと、素早くかつ丁寧に角度調整します。
もう一つ重要なのが、溶接の必要のない部分に熱が加わることを防ぐことです。
今回は、山のような凸形状がそのような”危険な部分”となると察知しました。
その危険な部分にマスキングしています。
何事も準備は大切です。
そこに集中することは、今年の目標でもあります。

マスキング後にレーザー肉盛中
結果は、良好にレーザー肉盛が完了し納品させていただきました。
ただ、もしかしたらマスキングは必要なかったかもしれないです。
それでも、必要だと思った瞬間に対処をすることはとても重要だと思います。
今日の若き溶接職人
今年も布施の十日戎に行ってまいりました。

布施の「戎さん」
投稿が、遅くなりました。
その日は、成人の日だったこともあり商店街の中まで長蛇の列。
家族4人並んでいる”待ち時間を予想”して一番近かった物が晩御飯の決定権をゲットすることに。
列に並んでいる間に、思いついた時からスタート。
結果は、8分。
”六ヶ所の嫁”が一番近いという結果に。
少し項垂れ気味の中、気を取り直してお参りを終えました。
戎さんはマスク姿でしたが、参拝する人々が多く集まっている様子は活気があって、良い雰囲気でした。