アルミ部品のレーザー溶接
こんにちは。
3月も半ばを過ぎ、朝晩の気温は一桁でも昼間は過ごしやすくなりました。
コロナ禍でなくとも、花粉症や黄砂との闘いの日々でマスクが必須アイテムとなる日々は続いています。
今回は、アルミの金型のレーザー溶接を行っています。
アルミについて溶接ワイヤーは、これまで様々な種類や線径を試み行き着いた、ドイツ製品を使用しています。
金型補修で、最も多い溶接補修の1つ”レーザー溶接で、角を出す”ことを目的としています。
簡単に言うと、本来は角がピンと出た形状が必要な部分をもとに戻す内容です。
カジリとも呼ばれるように、顕微鏡10倍拡大写真の上半分辺りに、線が連なってガタガタ走ったようになっているのが伝わりますでしょうか?
その全体ではなく、製品部分となる重要な角の部分のみをレーザー溶接で肉盛溶接していきます。
上の添付写真のように、その金型を掴むのに、ボールマグネットやバイスは欠かせません。
青い色の、ボーリング玉のような形状がボールマグネットで、バイスを掴んでいます。
そして、バイスで金型部品を掴んでします。
長細い、飛び出した部分が溶接する部分に付いていたのでそれを考慮してそれらの治具を駆使しています。
もし、飛び出した形状がない部品を同じようなレーザー溶接をするとなると・・・
2/3倍ほどの短縮した加工時間で終るのではないでしょうか。
今回は、9ヶ所5個でした。
もし、それが2倍の18ヶ所10個であったとすると・・・
1/2倍ほどの短縮も可能だと思います。
それほど、レーザー溶接を照射する加工時間もさることながら、その前の段取り”準備”、”セッティング”をいかにスムーズに行うかが時間を短縮することに繋がります。
そうとは言え、あまり無理やり取り扱ってはお客様の大切な製品をキズ付けてしまっては本末転倒。
また、作業者の態勢が悪くては、負担が大きくなることにも繋がります。
さらに、安全第一を心掛け・・・
これからも、普段行っていることに疑問を持ち、より良くするために改善を続けます。
今日の若き溶接職人
フットサル、スクールに通い5年目となります。
少しは上達しているか?!
疑問です。
ただ、一緒に通っている仲間やコーチと一緒に汗を流すのは、本当に楽しいです!
3月なのにもう汗だくで自分の体調と相談しながら続けます。