回転コア部品を”レーザー×精密アルゴン”肉盛溶接
回転コア部品をレーザー肉盛×精密アルゴン肉盛で補修してます。
キャップなのでしょうか?!ネジ部分があるので想像はある程度できますが・・・詳細は分かりません。プラスチック製品の金型部品ではあります。
ネジ部分の大切な製品部分に少しの巾0.5mm~1mm程は、約Φ30mmぐるりとレーザー肉盛溶接を行っています。
その後ろ、添付写真では奥の方のテーパー部分を巾約10mm以上、少し太目にぐるりと精密アルゴン肉盛溶接で行っています。
”レーザー溶接×精密アルゴン溶接”
この組み合わせ技が、製品部は溶接のヒケ(凹みによる不良)を防ぐ役割。
その後ろのテーパー部分で、巾広く合わせる役割。
ダブルで掛け合わせて肉盛補修する、よくある一例です。
10年前までは・・・?!
ガス溶接(低温肉盛)で肉盛して補修していたような案件もありました。
この時の打ち合わせで、お客様ともそのことが話題に出ました。「現在はレーザーが主流になっていて、ガスはNGとしています。」とおっしゃっていました。
理由は、肉盛部分が柔らかくすぐに傷むからだそうです。また、その後の補修では0.1mm程度の肉盛で良いところを・・・ガバッと肉盛してしまうので仕上げが困難になるので使用していないとのことでした。
溶接技術の時の流れを感じます。溶接を行う職人も、若い頃から時が経ち高齢になり、また若返ってを繰り返すのでしょう・・・私も中年、そろそろ本気で次へ繋ぐことに取り組みます。
いつまでも気合と根性では、通じないことも出てきます・・・が、しかし気合も根性もないとあかん!!とも感じる今日この頃です。
今日のレーザー溶接職人
授業中に崩壊、児童ら100人生き埋めナイジェリア(朝日新聞DIGITAL 様より引用しています)
恐ろしいニュースですね。
原因は分かっていないようです、それでも現実は救助され助かっている命もあるのでしょうが・・・100人が生き埋め。
本当に、安全に健康に暮らしていけることに感謝しなければいけません。
そして、二度と起こらないような対策をしないとなりません。