レーザー溶接用ワイヤーのあれこれ

stavax mas1 nak80 skd61 px5 s50c sus304 sus316 アルミ ベリリューム銅 Ti(チタン)‥

各種 Φ0.1 ~ Φ0.4 辺りまでをレーザー溶接で主に使用しています。国内外メーカーあります。ここには上げていない、同等品ということで同じような用途で違うメーカーを使用する種類も多々あります。

一番使用頻度が多いのは、「ナックハチジュウ」nak80ではないでしょうか。以前はnak55もよく耳にしましたが、ここ最近はnak80が一番ではないでしょうか。それ以前はkapもよく聞きました。

プラスチック金型においての話ですが、px5も非常に多く用いられています。ここ最近は、pxa30が変わって出回ってきているように思います。

ステンレスは、sus304がほとんどといっても良い頻度で使用する傾向があります。susu316は、耐食性を向上させたステンレスです。

アルミはアルゴン溶接でも同様に種類が多くあり、種類や条件によっては全く溶接できないものもあります。 バナジュームなど銅合金も様々種類が多くありますが、主にベリリューム銅を用いて溶接します。

少し長くなりましたが、レーザー溶接用ワイヤーもこれまでのTIG溶接棒と同様に日進月歩で日々進化しています。あと、単価の事には触れていませんが・・・これ以上長くなるとなんなので、また今度、よろしくお願いします。

TIG溶接(アルゴン溶接)で、ベテラン職人の義父について教わっていた頃を思い出すと…

「溶けてるところをよーく見て。ナックハチジュウは、さほどでもないけどナックゴジュウゴは不純物がグワーッと湧いて出てくるのが分かるやろ?!」

と言って、教わったことを思い出します。
【こればかりは、やってみないと分からないとは思いますが…】

そもそも、1mm以下・・・多分0.8mmくらいまではありましたが、このようなの小径の溶接棒は、技術がまだ発達しておらず製作が困難で市場に出回っていないかったのでないでしょうか。

詳しくは、溶接材料の方に聞かないとわかりませんが、少なくとも当社ではレーザー溶接機の導入と共に取り扱うようになりましたので、十数年前からです。

それ以前は、1mm以上で2mmや3mm辺りを良く使用していました。

今日では、0.1mmの溶接ワイヤーや0.2mm、0.3mmを毎日のように取り扱い精密溶接をしています。

新しい材料や、海外の材料も含めニーズに合った溶接を提供するには、材料の情報の取集も大切な仕事です。
今日も一つ一つ、しっかり仕事に向き合い溶接していきます。

レーザー溶接ワイヤー

レーザー溶接ワイヤー

今日の若き溶接職人

今回は、溶接ワイヤーが長かったので一休みさせていただきます。
次回にまた、よろしくお願いします。

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