TIG溶接のタングステン電極棒

TIG溶接(アルゴン溶接)良し悪しの鍵を握るのは、一にも二にもタングステン電極棒ではないでしょうか。

タングステン電極棒,溶接,精密溶接

タングステン電極棒あれこれ

そもそも、TIG溶接またの呼び名をティグ溶接とは、ウィキペディアを開くと…

https://ja.wikipedia.org/wiki/TIG

TIGは、Tungsten Inert Gasの略で、タングステン-不活性ガス溶接の意であり、電極棒に消耗しない材料のタングステンを使用して、別の溶加材(溶接棒)をアーク中で溶融して溶接する方式…

とあるように、タングステン電極棒ぬきでは語れない溶接です。

その種類は、純タングステン、トリウム入り、セリウム入り、などがありメーカーにより他にも独自開発のものもあります。

トリウムは放射性物質を含むことがあり最近は耳にする機会が減り、それに変わって”溶接作業者に安心安全なレアアースを使用した電極棒!”といったフレーズが多くなってきています。

鉄、ステンレス、アルミなど溶接する金属の種類に応じたタングステンの種類を選定し、さらにその先端のの研ぎ方が重要になります。

先端の研ぎ方は、鋭角が良いとされるものや鈍角がベター、また丸みを帯びた形状の方がアークが安定するといった具合に金属の種類や形状により様々です。

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小径のタングステン電極棒

タングステン電極棒の研ぎ方は…長くなりそうなのでまた次回に書こうかと思います。

私が溶接の道に入った当時から、ベテラン職人の義父に特に研ぎ方で良し悪しが出ることや、少しだけ先端を短く出す時の場合のポイントなど教わったのを思い出します。

精密TIG溶接では、小径のタングステン電極を使用します。

基本的に電極径が大きいと電力が大きい用途の時、小径だと電力は小さい用途の時となります。

今日の若き溶接職人

台風3号が昨日夕方から接近しましたが、大阪では雨風が強くなったもののそれほどの影響はなかったようです。

とは言いましても、これからまだ発達した前線の影響で大雨や土砂災害の危険もあるようなので、予想される地域の方々は警戒が必要です。

その影響からか昨日も今日も蒸し暑さは凄まじいものがあります。気温も30度を超えると体調にかなりのダメージを感じますが、湿度が高いと汗だくになります。

昨日のフットサルは、一番汗かいたように感じました。下手過ぎて恥をかく汗だったのかもしれませんが…

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